古銅花入 仕 覆入り 共箱
殷周胡銅器をモデルにしたデザインです。
中国の古いものだと思いますがはっきりとした時代はわかりません。
サイズ:口径9.8cm、高さ27cm
今から3000数百年前の中国の殷周時代~後漢時代につくられた青銅器や土中から出土した古銅器などをモデルにして宋時代の文化人たちが花瓶・香炉・文房具・燭台として復活させました。
殷周時代の青銅器は神聖なる祭器でしたが、それらを趣味の器として座敷空間に取りこんで飾りました。参考写真のような立体感のある模様や奇怪な動物模様はずいぶんと簡略化され穏やかな模様へとかわり、また無地のものも好まれました。
殷周の青銅器は長年土中にいたためすっかり表面は錆びて緑青色となっていますが作られた当初は黄金色に輝いていたと聞きます。しかし宋の文化人たちの好みの色は黒でした。また日本の茶人も黒色を好みました。どのように黒く染めたのかはわかりませんが黒い銅器がもてはやされたようです。
¥85,000価格